以前アップしました【 召しませ お着物 】の記事を読んでくださった、お若い生徒さんが 「せんせいぃ~、お着物の選び方とかお直しのことはよくわかりましたが・・・ もっと重大な問題があるんです。 わたし・・・ それ以前に、お着付けができないんです~~~~~!」 と悲痛な面持ちでおっしゃいました。
うぅーん、そうですよね、 とても重大なモンダイをスルーしておりましたね。
お着物に目覚められた茶道のお弟子さんたちが 意を決して「きもの、きもの、きものが着られる~ ♪」のCMで有名な 某きもの学院に行ってみようかしら? と悩んでおられました。
なぜ、あんなに有名な女優さんを使ったCMを流しながら 『無料』で教えて下さるのか、とってもとっても気になっていた宗明は 「ゼヒ!! 是非入ってみてくださいよ~。 そして、そのカラクリを私にも教えてくださいねっ!」と 熱烈おススメしてしまいました。
結論から申しますと、やはり 「お勉強会」と称したお着物の販売会があり、 決して逃れられない雰囲気の中、いくつか購入を余儀なくされるらしいのです。
しかしながら、お茶道具でもなんでもそうですが そういった価格帯のお買い物は、えいやっ!とどなたかに背中を押してもらいませんと なかなか決断がつかないものです。 それもまた、よい機会なのかもしれませんね!(?) (そして、中には「お勉強会場」から上手にする~っと逃げられる?方もいるそうですよ!)
肝心のお着付けにつきましては、とても丁寧でわかりやすいご指導とのこと どなたもご満足のご様子でした。 ですので、お着物の着付けをマスターするために そういった無料講習を受けるというのも、ひとつの方法かもしれませんね!
そして、だんだん、お着物や帯、小物が整ってきますと 取り合わせに悩まれるようでして・・・ 「アンナコンナ色のお着物に、アンナコンナの帯は合うのでしょうか?」 といった、非常に難しい質問を受けることもあります。
色、柄のみならず、お着物の格の問題もありますし・・・ 「それ、私の想像能力の域を超えています~~~! 残念ながらエスパーじゃないので。(笑) いっそ、全部お持ちになってくださいな」 とお願いしましたところ、その生徒さんは、ほんっとに全財産を運んでいらしたのです!
千鳥庵のあの長ーいテーブルの上に ずら ずら ずらっ とお着物を並べ、 その上に、私がいいな、と思うお取合せの帯を ぽん ぽん ぽんっ と置きました。
そして、この帯の場合にはこの帯揚げ、 だけど、この帯に変えたらこっちの帯揚げよね~ 帯締めはやっぱりこれよね~、と取り合わせてみました。
そして、それを全てスマホに納めてお帰りになった生徒さんは、 「お稽古の朝も迷いがなくなりました!」と喜んで下さいました。
お料理のクラスにもお着物でお越しになられ、 着姿もどんどん素敵にグレードアップしておいでです。
「お着物を着る」という装いのジャンルが増えますと 確実に人生の愉しみが広がります。
かなり無茶なご相談にものらせていただきますので(笑) 是非ご一緒に、お着物ライフ、楽しみませんか!?
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