またまたお着物のお話で恐縮です。m(_ _)m
実は数年前まで、私にとってお着物は単なる(?)仕事上の制服のようなものでした。 朝、教室で洋装から和装に着替え、割烹着を身につけると 心がきりっと引き締まり、それはそれでメリハリがついてよろしかったのですが・・・
ここ数年、わざわざ朝夕に着替えることが効率悪く感じられるようになりました。 いえ、飾らず申しますと、とても「面倒」になってしまったのです。 (これって加齢に伴う現象でしょうか???)
そのようなわけで、最近ではほぼ毎日「パジャマ → 着物 → パジャマ」 という生活と相成りました。
冬を経て、春まではまったく問題なく過ごせるのですが さぁ、モンダイは夏!! これから迎える『盛夏』です。
お察しのとおり、とにかく暑い、のです。 従いまして、汗対策も必要となります。
しかしながら、和装洋装を問わず、暑いときは暑いのですから そこは開き直って少しでも快適に夏の和装を楽しみたいと 昨年あたりから試行錯誤して参りました。 結論としましては、宗明がおススメしたいのは「セオα」(東レ)の夏着物です。 吸水性と拡散性に優れ、サラッとした爽やかな着心地。
反物からお仕立てすれば、一番ストレスなく着用できますが、 浴衣としてプレタで販売されているものもあります。 うちわ! 金魚! などの「いかにも柄」でないものを選び、 半衿をつけて足袋を履き、帯揚げ、帯締めをしましたら、夏着物として十分楽しめます。 そして、暑さ対策に最も大切なのは長襦袢選びなのですが これはもう、なんと申しましても「麻」に勝るものはないようです。 (いろいろ授業料を払って達した結論です・笑)
身頃のみならず、お袖も裾も全て麻素材のものは 本当~に涼しいです!!
洋装の下着などでも「着た方が涼しい」というフレコミの新素材があるようですが サラサラとした麻の長じゅばんにセオαのお着物を着ておりますと すぅ~っと体に風が駆け抜けるような気がいたします。 (たまに、冷房が効いたお部屋にいると、さ、寒い… と感じることすらあります) 何よりありがたいのは、 お着物もお襦袢も、洗濯機でザブザブ洗ってもまったく問題ないことです。 アイロンすら不要で、夜お洗濯して干しておけば、翌朝には気持ちよーく着られます。
礼装やお出かけ着は、夏も絹ものですが、日常着は洗える素材が本当に重宝ですね!
夏のお着物は透け感が命・・・
今年も、「あら、涼しそうですね!」などと お声をかけていただきながら、夏の和装を楽しみたいと思っております。
にっこり微笑みつつ、実は内心「えっと~、夏ですので、そこそこお暑いのですけれど~」 などと呟きながら!(笑)
もうすぐ、川越も「百万灯まつり」の候となります。
素敵な夏のお着物で、どうぞ川越にお越しになってくださいね! |