宗明のつれづれ

☆　 宗明庵 ・ 波乱万丈　萩ツアァー ・　至福編　☆

GWまっただ中・・・
宗明庵の有志のメンバーで山口の萩市を訪れました。
ご実家が萩の旧家でいらっしゃるEさんが
「どうぞ、皆様で萩にいらしてください！！」とおっしゃって下さり
ありがたいことに、全てコーディネートして下さったのです。

萩焼祭りと萩大茶会がこの時期でしたので
このようなハイ・シーズンのツァーとなってしまいましたが
今回もまた、思い出深い旅となりました。

Ｅさんのお口添えで、初日に
坂高麗左衛門さんのお宅にも伺いました。
当代当主自らのご案内で、作品の生まれる窯や
歴史ある作品の数々も拝見させて頂きました。

素晴らしいたたずまいのお屋敷、
お手入れの行き届いたお庭の風情が印象的でした。


二日目は、朝一番でEさんのご実家所有の
「熊谷美術館」に向かいました。
そちらでは表千家さんのお釜が掛けられており、
まずはおいしいお茶を一服・・・
その後、すばらしい所蔵品の数々を拝見させていただきました。

Eさんのご実家の熊谷家は、かつての毛利藩御用商人で
現在、主屋は国指定重要文化財となっているそうです。
家屋や庭園のそのものの歴史的な重みと共に、
いくつものお蔵に納められた収蔵品の数々に目を奪われました。

歴史ある素晴らしい茶道具・書画・屏風絵・文献資料などなど・・・
わけてもシーボルトが長崎で愛用していたというピアノを
Eさんの特別のお計らいでウィンドウを開けて頂き
弾かせて頂いたことが、素晴らしい思い出です。
こんなに年数を経てもなお、やわらかな音色を奏でることに
感激いたしました。

そして、萩焼祭りには二度も行ってしまいました！！
あまりの数の萩焼の器に囲まれ、
初日は圧倒されて控え目な購入にとどまりました(？)

ささやかなお買い物にも関わらず、そこで頂いた抽選券で
１５８名の応募数の中から見事、引き当てて頂きました。
「 川越市の小林宗明さ〜ん♪ 」と呼ばれましても
まったく気づいていなかったわたくし。
「先生！！　なんだか当選しちゃったみたいですよ！」と言われ
あらまー　
こんな立派な湯呑を頂いてしまいました。

その後も、どうしても会場の器たちが脳裏から離れず・・・
最終日、飛行場に向かう前に「もう一度行きましょう！」ということに。(笑)
文字通りの駆け込み購入でしたが、
思い出に残る器たちを連れて帰ることができました。＼(^-^)／

最終日には地元のガイドさんをお願いし、松下村塾も見学。
皆で散策 & お買い物した城下町も楽しい思い出です。

街中で、メンバー全員、おいしい甘夏ソフトクリームを手に
幸せに浸っておりましたところ・・・

「あら？　あれに見ゆるは・・・」
坂さんのお宅でEさんにご紹介いただいた、
地元の華道のＹ先生ではありませんか！！

目が悪いのに、なぜかその時だけは
人波の中を歩く先生のお顔がよーく見えてしまった宗明。
ソフトクリームを片手にダッシュしてお声を掛けましたら
「まぁ、なんという偶然でしょう！
　よろしければ、楽しいお店がいろいろありますのでご一緒しませんか？」

ご縁とはありがたいもので、おかげさまで
かわいいギャラリーや骨董屋さんをご案内いただき
楽しいひと時を過ごしました。

お昼に頂いた雲丹たっぷりのお丼や

萩名物の甘鯛唐揚げ
こだわりの萩焼を鑑賞しつつの天ざる・・・

どれも大変結構でございました　＼（^−^）／





「宗明庵 ・ 波乱万丈　萩ツアァー ・　仰天編」へつづく