宗明のつれづれ
これまでの「つれづれ」...



2010/7/30

☆ フランス 撮影紀行 ☆


本年はフランスに行って参りました。

本当はプロヴァンス地方に行ってみたかっただけなのですが
なかなか、南フランスのみというツァーは見つけ難く・・・
結局、ニース、リヨンから北上し続け
果てはノルマンディーのルーアンに至る、という
フランス縦断、大移動の旅となってしまいました。 (* _ *)

しかし、今回の旅はいつもと違う愉しみがありました!
というのも、今年は新しい一眼デジカメを伴っての
旅行だったからです。

加えて、いつもは単独参加のわたくしですが
今年は私が「カメラの師」と仰ぐ撮影名人の友人、
Cさんとご一緒の旅でした!

カメラもCさんと全く同じものを買いましたので
同じシーンを同じタイミングで撮影しつつ
構図の取り方、露出の設定などなど、
撮影結果を比較検討してはお勉強させて頂きました。

まるでマンツーマンのレッスンつき撮影旅行・・・
なんと有難くも贅沢な旅でしょう!! \(^−^)/
Cさんには本当に感謝です。


同じ被写体を前にしても「先生」の撮る写真は
どこか違うのです。

例えば、シャガールの美術館の中で・・・
絵の写真を撮っても、仕方がないし、
あれ?あれあれ?? などともたもた悩むわたくしを背に
彼女はすっと遠ざかり、ささっとシャッターを切ります。

名画を肩を寄せ合いつつ見上げる女性二人の後ろ姿を添景に
写された彼女の写真。 (右写真 →)
「この二人は、この絵を前に何を語り合っているのかしら・・・」
ただ名画をのっぺりと写すだけの記録写真とは違い
その中には確固たるストーリー性が感じられるのです!
すごいですね・・・

確かに構図は大切だとは思うのですが・・・
現実には、それを瞬時に決めるのはタイヘンなことです。
特に被写体が人物や動物の場合、即座にアングルを決め
速効シャッターを切らないと、
次の瞬間には、全く様相が変化してしまうのです。
どうやら、持ち前のセンスが大きく影響する世界のようです。


ひとつ実感したのは
「好きなものは上手く撮れる」ということです。

撮影してきた写真を見返してみますと
わたくしの撮る写真には「風景」とか「建物」など
絵葉書のような描写はほとんど登場しません。
たまには「まぁ、せっかく来たのだし・・・」と
半ばお義理のような気持ちで(?)撮るのですが
ど〜もよい写真とはならないのです。
不思議ですね。。。

逆に、地方都市のちょっとしたお店でも、
セッティングやディスプレイは色鮮やかで洗練されており、
心がわくわく・・・
(きっと色彩感覚が日本人とは全く違うのでしょうね!)
ついついカメラを向けたくなります。

平素、お料理を撮ることがほとんどのせいか
ついテーブルフォト的なアングルで接写したくなるのですが
一眼カメラ特有のボケ味に助けられ、
楽しく撮影してまいりました。 \(^−^)/

加えて、わたくしが心惹かれ数多く撮影してきたのは
市場で交わされる店主とお客さんとのやりとりや
はにかんでママを見上げる少女の笑顔など
日常の息吹を感じるシーンでした。

沿道の屋台や小店、大道芸人をとりまく人々・・・
そびえたつ世界遺産の大聖堂の横で、
わたくしだけ全く逆の方向にカメラを向けており
笑われてしまったりも・・・。 ^ ^;

旅を共にし、新しいカメラにも愛着がわきました。

お料理の写真にそれが生かせるよう
今後も研鑽を重ねたいと思います。 \(^-^)/






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