宗明のつれづれ
これまでの「つれづれ」...


2014/11/23

☆ 豊かな食卓のために・・・ 圧力鍋マジック ☆



先日、途中まで書かせていただいた
「手早くできて・保存性の高い・おいしいお食事」についての追記です。

手前味噌なのですが、わたくしの両親の食生活は本当に豊かです。
父は来年九十歳になりますし、母も八十を過ぎていますが
日々の食卓には、いつも何品目もの食材を使ったお料理が所狭しと並びます。

この食生活は、ひとえに「超・お料理好き」な母の手腕によるものでして
わが母ながら、すごいなぁと帰省するたびに感心してしまいます。

なにぶんにも高齢ですので、一度には沢山頂けず
何日かは同じお料理が登場するのですが、
母は同じメーカーの白いタッパーを揃え、そこにお料理を入れ
きちーんと冷蔵庫に保存しています。

そのタッパーが整然と食卓の中央に並び、
両親はお皿にそのお料理を少しずつとりわけて
彩り豊かな食事を楽しんでいるのです。

もちろん決してフォーマルなお料理ではありませんが、
その様子は、懐石のお取り回しと通じるものがあるようにも思います。

私も歳をとり、時間がたっぷりできたら
こんなふうに健康的で豊かな食生活を目指したい!
と思ってきましたが・・・
何も歳をとらなくても、できそうな気がしてきました(笑)

それは「ミニ圧力鍋」という強〜い味方を得たからです。\(^-^)/

「ミニ」とわざわざ書きましたが、そこが極めて肝要、
同じ圧力鍋でも大型のものとは使い勝手がまったく違うのです。

圧力鍋がとても便利な調理道具であることは十分承知していましたが、
日々のお惣菜づくりにおいて、大型の圧力鍋はまことに使い勝手が
よろしくないようです。
自宅のキッチンにほぼ冬眠状態となっている6リットルの巨大圧力鍋・・・(*_*)
これで一握りのひじきを煮ようという発想は、決して湧きませんでした。

圧力鍋ほど「大は小を兼ねない」ものはないのですね。(^^;)

2.5リットル という最小容量の圧力鍋の重さは、
蓋を取れば大きめの雪平鍋とさほど変わりません。
片手でひょいっと持ち上げ、盛り付けたり、ささっと洗ったり・・・
なーんて便利で愛おしいものなのでしょう!

娘の圧力鍋によってすっかり開眼したわたくしは、
さっそく自分も同じものを買いました。
自宅用・教室用・そして母にもプレゼントしました。\(^-^)/

圧力鍋を駆使すれば、教室が終わってからの超多忙な時間の中で
何品もお料理を作って娘に届けることはまことにたやすく、
しかも本当に楽しいのです。(^-^)♪

多くのお料理は、加熱時間5分以内ですので
まな板と包丁を洗っている間に調理は終わってしまいます。
そして自然放置し、圧力を下げている間に教室の食材を買いに出かけ
帰ってくると見事に一品が出来上がっています。\(^-^)/

そして別のお料理の食材を入れて、数分加熱後
ちょっとスポーツジムに行って戻ってくれば、また一品。\(^-^)/

ぶり大根など、数日煮込んだかのような見事なべっ甲色になっておりますし
一番感動してしまうのは、おこわがたった3分で炊き上がってしまうこと。
しかも、もち米を水に浸す時間が不要なのです!

お赤飯だって、何も予定を立てて準備するものではなく
思い立った日にささっと炊けてしまうのですねっ (^-^)/

なぜ今まで、圧力鍋は角煮とおでんの大根のためだけに
存在していると思い込んでいたのでしょう!?

日々、レパートリーは広がり続け・・・
夜、寝る前には「明日は何を作ろうかしら?」と考えつつ
ワクワクして眠りにつくわたくしです。

というわけで、今更ながらのこの驚きを、皆様にお伝えせずにいられない宗明。
今月は開炉の趣向でしたので、お稽古前に皆様にお善哉をお出ししましたが
その小豆も、ミニ圧力鍋でいかに短時間でよい加減に煮上がるかというお話を交え
まるで鍋屋のように(!?)熱く語ってしまいました(笑)

毎日相当な品数のお料理を圧力鍋で作っています。\(^-^)/
容積がカワイイので、量を作りすぎる心配はありませんが、
蓋を開ける瞬間が楽しすぎて品数を作りすぎるきらいはあります(笑)

(その結果、実家と同様に冷蔵庫の中にはタッパーがぎっしり…)(^^;)

例によって、毎日記録をつけ、私なりの手加減をいろいろ加え
家族の評判を聞きつつ
「宗明のまかない料理・圧力鍋編」レシピが
着々出来上がりつつあります。

もちろんこれは、あくまでも「自家用レシピ」でして
宗明庵が「圧力鍋教室」なっちゃうなんていうことは
100%ありえませんので、ご安心ください。(笑)

どうやら同じ圧力鍋でもメーカーによって加圧時間や加える水の量など
微妙に違うようなのです。
ですので、わたくしと同じ圧力鍋をお使いの方には、
宗明のオススメレシピ、差し上げますね (^-^)/
ご一緒にワクワクを楽しみましょう!


しかし。。。
この度つくづく実感しましたのは
わたくしは「アノ母の娘なのだなぁ」ということです。

母は、いつもいつも楽しそうにお料理を楽しみ、
今でもあくなき探究心で新しいお料理に挑戦しています。

お料理番組はくまなくチェックし
「こんなお料理やってから作ってみたのよ〜」と翌朝の電話で熱く語る母。
時にはラインで
「今、N H K でいいお料理やってるから見なさい!」と速報が入ることも …(^^;)

私も、結局、お料理をしているときが、一番幸せなのです (*^-^*)

お片づけとか帳簿をつけるとか・・・
目前にしなくてはいけない任務があっても、
ついついキッチンに立って冷蔵庫を開けています(^^;)

「あ〜、これは現実逃避よね、間違いなく…」
と、つぶやきながら。(笑)

でも、こんなに幸せな「逃避場所」が家の中にあるなんて
ステキなことですよね!!

あ!
あと30秒で圧力鍋の火を止めなくちゃ。
もうひとつの圧力鍋もそろそろ蓋を開けられます。

今日のお料理は、どうかな、どうかな〜 (*^-^*)

ではでは、いってきまーす (^-^)/






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