宗明のつれづれ
これまでの「つれづれ」...



2009/7/30

☆ 夏のデザート ・ 和風トライフル ☆

昨年、恒例の夏のデザートに頭を悩ませてから
早くも一年が経ちました。

今年は「和風トライフル」
ほうじ茶ゼリーに黒胡麻ソース、セルクルで抜いたカステラに
抹茶あんカスタードなどなど・・・


独立した甘味としても楽しんで頂ける幾種類かの大人のデザートを
細いショットグラスに何層にも重ねて・・・ おしゃれに仕立てました。 ^  ^

トッピングには若桃のシロップ煮、アイスクリーム、甘納豆 etc...

今年も皆様、本当に喜んで下さって
またまた知恵を絞った甲斐がありました。 ^  ^


☆ お稽古ごと ☆

わたくしが、目下一番大切にしているライフワークは「お習字の練習」です。
お習字、といっても、二年ほど前から始めた硬筆なのですが、筆記具は「どちらでも、片方でも、両方でもいいのよ ^  ^」と
先生がおっしゃって下さったので、欲張りをしてペンと筆ペンの両方お稽古させて頂いています。

ペン習字のお稽古は、大学卒業以来なのですが、いつの日か、必ずもう一度習い始めたいと思っていました。

ン十年前・・・ 大学生となり、地方都市から上京したわたくしは
東京とは、自ら求めれば、どのような師にも出会えるところだという事実に陶然としました!

「若いうちに身につけたことは決して離れないのよ。自分に向いていることを見つけるまで、何でも身につけなさい」
という、ありがたい母の方針もあり、
大学の学びと並行して、わたくしはあらゆるお稽古事に勤しみました。
同級生はダンパだ合コンだと忙しそうにしていましたが、わたくしにとっては
様々なお稽古ごとに通い、新たな知識やスキルを身につけることの方がよほど楽しく、幸福だったのです。

茶道はもとより、和・洋・中のお料理 ・ 製菓 製パン
パンフラワー ・ アートフラワー ・ パッチワーク ・ フラワーアレンジメント
なんとなく着られるようにはなっていたお着物の着付けも、基礎から学び直しました。

わたくしには何事も「やるといったらやる!」といった徹底した性癖があり (粘着性気質、 ともいう… ???)
おおむねのお稽古事は大学卒業までに師範のお免状を頂きました。

その中で、ペン習字だけは 大学卒業 ⇒ 結婚 ⇒ 出産 という人生の流れの前に
検定の2級まででタイムアウトとなり・・・ いつも心に掛っていたのです。

時が熟し、また、お習字ができるようになって、今がとても楽しく、幸せです。 ^  ^

夜間のお教室ですので、懐石のお稽古の後など、疲れているときは少々眠くなってしまい
せっかくの先生のご指導が遠〜く彼方に聞こえてしまったりもします。
でも、先生はそんなわたくしを叱ったりはなさいません。
「コバヤシさん、きちんと練習して偉いわね」 「お疲れなのに本当によく頑張るわね」と、お優しい言葉掛けで励まして下さるので、
逆に、感謝の思いで襟を正したくなるのです。

この性格なので、とにかくシツコク(?)練習します。
よほどのことがない限り毎日ペンを持ち、たとえ海外旅行に行ってもホテルで練習します。
(私は自分があまりにも忙しく、夫や友人に予定を合わせてもらうのは申し訳ないので、海外旅行はいつもひとり。
ですから、夜、お習字の練習をしても同室の方に「ヘンなひとね!」と思われたり、ご迷惑をかけたりはしません。 ^ ^;)

毎日お稽古することで、必ず上達しますし、機関誌に作品を送ると結果がきちんと反映されます。
昇級・昇段を重ね、見本作品として掲載して頂いたりすると、ますます励みになって頑張りたくなります。

その結果、ペン字も筆ペンも、先生曰く「異例のスピード」で五段に進み、
いよいよ「推薦」 ⇒ 「師範」 という段階に入って参りました。

この年齢になると、目に見えて何かが身に付くという実感を得たり、
子供のように、どなたかにほめて頂くなどという機会はあまりありません。
勝ちも負けもなく、人と比較したりすることもありません。 自己鍛錬の清々しさが、わたくしを惹きつけるお習字の魅力なのでは、と思います。 ^  ^

おそらく師範までの道のりは険しく、今までのようなスピードで進めないとは思いますが、
お茶会の会記や、お料理のおしながきを、さらさら〜っと和紙に書けるようになることを夢みて
今後も楽しく頑張りたいと思っています。 ^  ^  ^  ^

そうそう、そういえば・・・

実は、わたくしにはもうひとつやり残したお稽古ごとがあります。
それは、3歳から十数年習っていた日本舞踊 (花柳琉) です。
残念ながら高校受験のためにやめてしまったのですが・・・
今でも自分のちょっとした仕草に、三つ子の魂を感じることがあります。
3歳から自分で着物を着ていたので、今も着物が体になじむのかなぁ、と思ったりもします。

日本舞踊のお稽古もいつか再開する日が来るかもしれません。
そして、その際は、わたくしのことですから・・・
きっと名取になるまで、脇目も振らず頑張ってしまうことと思います。

ナニゴトも中途半端にできない、そんな自分自身の性格がコワくて・・・
逆に、なかなか踏み出せないかもしれません・・・ ^ ^;



これまでの「つれづれ」...