宗明のつれづれ
これまでの「つれづれ」...



2008/11/30

☆ お茶の神様 ☆

ある地方誌が、当教室の紹介記事を取り上げて下さいました。
それを読んでくださった方から、多々、お問合せのお電話を頂きました。

少人数制で定員があまり多くありませんので、
キャンセル待ちをして頂く方が多くなり、申し訳ありませんでしたが
早くお電話を下さった何名かの方をお教室にお迎えすることとなりました。



お顔はまだ存じ上げません。
でも、お電話でお話ししているだけでも、
「なんて素敵な雰囲気の方かしら・・・。早くお会いしたいわ!」と思う方々ばかり。


ご縁、というものの不可思議を感じざるを得ません。


「わたくし、ずっと茶懐石をお勉強してみたかったのです。
 でもね、わたくし、本当におばあさんなんですよ。驚かないで下さいね」
 と、お電話でおっしゃったO様。

「大丈夫ですよ、こちらの教室は70代の方も何名かいらっしゃいますから」

「うふふ・・・ わたくし、80代なのよ」

「・・・・・」

当教室の最高齢者かもしれません。
あまりお疲れにならないよう、気配りさせて頂きたいと思う傍ら、
そういったご年齢になられても、新しいことにチャレンジしようとなさる気概に
敬服の意を禁じえません。

また、お正月にはいつも本当に美しい筆文字でお年賀状を下さるU先生は
「まだまだお勉強中なのです。今もお習字を習っているんですよ」とおっしゃいました。

あのように美しい字をお書きになるのに、今も尚修練を積まれているとのお言葉に
心打たれ・・・ 
以来、わたくしもお習字を習い始めました!!

夜間、教室に通ったり、眠い目をこすりつつ練習をするのは体力的にややこたえますが、
U先生を見習い、常に向上心を忘れずにいたいと襟を正す日々です。


それにしても・・・
わたくしのような至らぬ者が、このような素晴らしい方々とご縁をもてましたのは
一体どのような所以なのでしょうか。

幼い頃、お茶室でお行儀の悪いことをするたびに、母に言われました。
「そんなことをすると、 『 お茶の神様 』 に叱られますよ!」

お茶の神様?
お茶の神様って、どんなヒト・・・!?

いつもそんな風に思っていましたが、最近になり
『 お茶の神様 』 の存在を身近に感じるようになりました。

ずっとお茶を続けてきたことが、
多くの素敵な方々とのご縁を、今の私の幸せを運んでくれました。
ですから、今の私が在るのは
他ならぬ 『 お茶の神様 』 のおかげなのでは・・・ と思うのです。


『 お茶の神様 』 の温かなまなざしに守られ、支えられて在るこの日々に・・・

心から感謝です。 ^ ^ ^ ^ ^ ^


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