宗明のつれづれ
2008/08/20
☆ 朝茶の懐石 ・ 和のデザート ☆
今年も本当にお暑い夏でしたね。
例年、「朝茶の懐石」の回は和菓子の代わりに
和のデザートの講習としています。
毎夏、このデザートを楽しみにして下さる方も多く
「去年はマンゴーあんの和風パフェでしたよね。その前は〇〇、その前は△△・・・」
と、わたくしよりよく覚えていらっしゃる方もいるのです。
でも実は…
和菓子でしたらお茶席用、ご家庭のお茶の間用と、100種以上のレシピを持っているのですが
デザート系はまったく門外漢のわたくし…
レシピ作りには毎年苦慮しております。 ^ ^;
お茶事が全て終わった後には、フルーツなどをお出ししてお客様におくつろぎ頂くことが多ようです。
その際にお出しする軽いデザート、という設定で考えておりますが、
「お抹茶と共に頂くものではなくても、やはりお抹茶味は避けたいわよね・・・」
「あくまでも、和をベースに!という路線は外せないわよね・・・」
と、今年もぐるぐる悩みました。
その結果、今年は「和三盆の豆乳ムース」(写真)となりました。
和三盆はお干菓子にも使われる、とてもやさしい甘味が特徴のお砂糖です。
トッピングとしてやわらかい粒あんをディッシャーであしらい、きなこと胡麻を添えましたので
生クリームを使ってはいますが、あくまでも「和」のデザートです。
ほどよいふわふわ感と甘味の分量を割り出し、レシピ化するまでに
いくつも試作を重ねては子供たちに食べさせ、感想を迫りました。 ^ ^;
最初は喜んでいたのですが、「え〜、またぁ!?」と少々辟易気味。
でも、我が子たちよ!
おかげさまで、今回も、生徒さんにとてもとても喜んで頂きましたよ!!
男性クラスの皆様も、思いの外、大絶賛して下さいました。
自宅の庭の「青楓」をあしらってお出ししたのですが、
このひとひらの葉の威力はほんとうに甚大ですね。
涼を呼ぶひと皿となりました。